
高灯籠(たかどうろう)は住吉大社境内前の浜にあった高さ約16mの常夜灯で、住吉の名所として知られていました。我が国最初の灯台として、鎌倉時代末の創建という説もあります。灯台としての役割を果たすとともに、展望台としても利用され、ここからの眺めは絶景だったようです。
しかし、1950(昭和25)年のジェーン台風で木造部分が破壊され石組みの台のみが残り、1972(昭和47)年には道路拡張の為に撤去。1974(昭和49)年に場所を約200m東の現在地に移して再建されました。日没後は22時までライトアップされて綺麗です!
現在の高灯篭の周囲にも1790年頃の石灯籠が幾つか保存されていて、この辺りがかつて住吉大社の参道であったことを知ることが出来ます

高灯籠の中は2005(平成17)年より資料館となり、第1・3日曜日に入館出来ます。kimisaは地元にいながら、今日初めて行ってきました。
館内は江戸期の灯台の内部を活用していて、パネルや屋根瓦等が展示されています。螺旋階段を上がると展望台になっていて、東南北の眺望出来ます。西側には住吉公園や住吉大社が望めます。ただ、東側の窓は閉められていました。鍵を開けてみると、マンションが・・・プライバシー保護の為に閉められていたようです。

かつては、住吉公園の少し西側を走る阪神高速道路15号堺線辺りまで海が迫っていたそうです。。。住吉大社より西側はかっては美しい浜でした。「粉浜」や「浜口」等の地名からも、当時は浜であったことが伺えます。『万葉集(第六巻)』にも「住吉の粉浜のしじみ開けもみず隠りてのみや恋ひわたりなむ」という作者不詳の歌が採録されていますが、当時はシジミも採れて美味しく頂いていたのでしょうね。
その証拠に発掘調査をしても、シジミの貝殻や、蛸壺等が出土しています。画像は住吉大社の北側の民家の発掘現場(SM96-5)で撮ったものです。
住吉はホンと歴史の古い町です。これからもちょこちょこ、そんな住吉の名所を、kimisaの視点で紹介していければと思います。
【高灯籠資料館】
<住所> 大阪市住之江区浜口西1-1
<公開日> 第1・3日曜日 10:00~16:00
<入館料> 無料
<最寄り駅> 南海本線「住吉大社駅」から徒歩4分
(住吉公園西側の国道26号線沿い)
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